保育士になるには、専門学校や大学・短期大学のほか、通信制大学・短期大学や通信講座でも取得することが可能です。
保育士のみを取得したいのか、あわせて幼稚園教諭の免許も取得したいのかで、学校や通う年数が変わってきますので、学校選び方には注意が必要です。
それぞれの学校の特性をよく理解してから選びましょう。
大学の選び方
一般的に、大学の保育学科やこども学科などでは保育士と幼稚園教諭両方取得できるようにカリキュラムを組んでいるところが多く、両方を取得するのに必要な科目が重なっていることも多いです。
そのため、保育学科やこども学科に通う学生は両方の取得を目指す人が多いです。
大学のデメリットは、総合科目など、保育の関係以外の科目も勉強しなければなりませんから、負担は大きいです。
卒業するのに必要な単位数も多く、より多くの学問を学び、試験に合格する必要があります。
しかし、大学のメリットは、いろいろな学部や学科があるので、様々な分野を学ぶ友人と交流することができ、自分の視野が広がるという点です。
また、他の学部や学科の科目も勉強することができるので、いろいろな知識も身に付きます。大学で得た知識は保育の仕事をする上でも役に立ちます。
通信制大学・通信制短大の選び方
通信制大学や通信制短大のメリットは、家にいながら資格が取得できるという点です。
しかし、通信制だからといって全く学校に足を運ばなくてもいいというものではありません。
スクーリングといって、大学で実際に授業を受けなければならない科目もありますし、試験なども受けに行かなければなりません。
しかし、一般の大学に比べれば、通信制の場合は大学に行く機会が極端に少なく、主には家で教科書を読みレポートを書くという作業になります。
保育士専門学校の選び方
専門学校の場合には、毎日学校に行かなければなりませんし、実技科目も多いため、通信制大学などよりは、より実践的に学ぶことができます。
保育専門の先生がそろっていますので、疑問に思っている点などがあれば日常的に質問することができるのも専門学校のメリットです。
資格を取得することに特化しているので、大学よりは短い期間で資格を取得することが可能です。
費用・学費はどのくらいかかる?
費用面でも、大学と専門学校などを比較すると、一般的に専門学校の方が安く、大学の方が費用がかかります。
通信制大学は大学より費用は安いですが、スクーリングや試験に通う交通費なども考慮しなければなりません。
また、通信制大学の場合には自宅で勉強できるため下宿代や食費などはかかりませんが、大学や専門学校に進学する場合には、自宅から通えない場合には下宿代なども別にかかります。